PLANEXUSの「学校力アップシリーズ(3)」

玉置流・学校が元気になるICT活用術―ICTは学校力向上ツール

ありがたいことに「学校を元気にするICT活用」という演題で講演をさせていただくことが多くなった。講演の時には、具体例を交えて、ICTを上手 く活用するとこのように学校は変化しますよ、保護者や地域からの信頼はこれほど厚くなりますよ、と話すが、時間の制限があり伝えきれないことが山ほどある。  その点、時間制限がないこの本には、思う存分、学校を元気にするICT活用術について書かせていただいた。思う存分と書いたわりには、わずか120ページほどなのかと思われる方があるかもしれない。そうなのだ。学校を元気にするには多くのことは必要ない。

教頭職6年、校長職3年の間に常に考えてきたことは学校を元気にすることだ。ひたすら思い続けてきた。学校を元気にするには、まず教職員が余裕を持って働いていること、そして一人ひとりがしっかりと結びついていて、だれもが学校力を高めるための一役を担っていることが大切だと考えてきた。その中で気付いたことがある。ICTはこのことを実現するために実に有用なツールだということだ。(後略) (著者 はじめにより)

もくじ

第1章 職員室ICT活用術
1.打合せ時間がわずか5分!?
2.職員室黒板に書くことがない!
3.生まれた時間をどう使うかが大切!
4.えっ!? ICTで職員会議??
5.生徒指導日誌を見ればすべてが分かる!
6.養護教諭からのとっておき情報満載! 保健日誌
7.文部科学副大臣も激賛! 「いいとこ見つけ」
8.こんなに短時間で通知表ができてしまっていいのでしょうか!?
9.「えっ、通知表が20ページも!?」とびっくり
10.他地区への異動条件!? 指導要録楽々システムはありますか?
11.これが教務主任本来の仕事だ!グループウェア導入で実現!
12.グループウェアで学び合う通知表所見
13.メーリングリスト活用で運営委員会もあっという間に終了
14.メールで教員採用論文講座開催!
15.ライブカメラで生徒に愛の手を!
★「 いいとこ見つけ」エピソード
第2章 教室ICT活用術
1.担任が来る前に連絡終了!
2.これこそ本物の学級日誌!
3.もうあきらめます、みんなの掲示板!
4.やったぜ!屋根までできた!
5.あれがないと授業ができません!
6.これ、これ、この数値を見てよ!これだ!やったね!
★ タブレットPC 導入時の衝撃!これぞ真のICT 機器
第3章 学校ホームページ活用術
1.こんなことも手を抜くようになったのね!
2.来年度は同じことを言えません!校長式辞まで発信!
3.学校はお休みでもホームページは休みません!
4.ガラスが割られたことをアップ!?
5.ケータイで小刻み・即時・学校評価!
6.体でも悪くされたのですか、校長先生?
★ 数え切れないほどの取材を受ける
★ 冊子「光ヶ丘中学校の教育が分かる」の発行

著者紹介

玉置 崇(たまおき たかし)
1956年愛知にて生まれる。 愛知教育大学卒業後、愛知県公立小中校教諭、愛知教育大学附属名古屋中学校教官、小牧市立小牧中学校教頭、小牧市立光ヶ丘中学校長、愛知県教育委員会指導主事、主査を経て、現在、愛知県教育委員会海部教育事務所長。 ICTを活用した授業や学校経営において実績があり、文部科学省発行の「教育の情報化に関する手引」(2009年3月)の執筆を行った。また2010年4月より、文部科学省「学校教育の情報化に関する懇談会」委員に就任している。
●主な著作 『大西流・授業の見方(プラネクサス)』『情報化時代の学校変革力(高陵社書店)』『できる教師のデジタル仕事術(時事通信社)』『数学大好き(明治図書)』『数学の授業を感動の連続に(明治図書)』『正門からどうぞー学校をひらく(フォー・ネクスト)』(いずれも共著)など、多数あり。
玉置流・学校が元気になるICT活用術
  • 書名:玉置流・学校が元気になるICT活用術
    −ICTは学校力向上ツール
  • 著者:玉置 崇
  • 定価:1650円(税込)
  • 発売日:2011年1月15日
  • 体裁:A5版変形/128ページ
  • ISBN978-4-905111-02-3
  • 販売:直販
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